ちょっとひとこと(過去ログ)
私の感じるうつわの仕入れ、作家さんについてのコラム (不定期更新)

うつわと天気予報

 うつわやをしていると本当に季節の変化と天気には泣かされる。通常うつわやでは、「夏はガラスものにお客様が流れるから売上が落ちる。」といわれている。お蔭様でとうもんの場合は、全体的件数はへっているようだが、秋からのブライダルシーズンに向けてまとまった数の引き出物等が数件いただけることが多いので、なんとかこの通例には乗らず過ごさせていただいているが、翠信窯の葛 氏に聞くと「そうそう、デパートでも28(ニッパチ)といって2月8月は売上が落ちる月なので、「手作り作品展」等、陶芸教室に通っているとか編物教室に通っている方をメインにした作品展を催しているようで「教室の生徒さんの作品をメインに開催しませんか?」とおよびがかかるらしい。それを聞いてう〜む。確かに生徒さんのほうが絶対的「作品を見にきてくれる人数」は家族友人等おおいもんね。と感心したものだ。この話を聞くとうつわやだけでなくそういう「季節」なのかな?とも思う。さてさて、私がよく泣かされる天気とは、予約待ちなどで「もう、お客さん待ってるよ〜。早くつくって〜。」と再三催促の電話をすると梅雨時期には「だって、梅雨やろ、雨降って、乾かんのや〜。」と梅雨時期はいわれ、夏になると「今年の暑さは異常やな。毎年夏はこんなに暑かったか?窯の温度が下がらないので作品が出せない。」とか、秋になると・・・台風である。もう、葛 氏の言い訳は実は電話する前からわかっているのである。ははは。こんなことには慣れっこなのでこの分かなり余裕をみて、次回焼き上がりはお伝えしているがなかなかこのとおりにいかないところが「陶芸家は自然相手の仕事だな。」と思う。
 
 そして、この秋は私自身も泣かされた。この夏の猛暑に天気予報は「この夏の猛暑は9月いっぱいまで続くでしょう・・・」といっていた。それをすっかり信じていたのと、余りの暑さに考える頭の回路がどっか飛んでいっていたのか、仕入も「この暑さは9月いっぱいまで続くらしいのでいかにも<煮物がおいしそう>なこれ系の鉢はもっと寒くなってからにしましょう!まだまだ、見るのも暑いですね〜。」と悠長に作家さんと話していて、まだまだガラスを散らしたようなうつわを入荷予定にしていた。ところが・・・である、台風がすぎた途端、超涼しい。私が信じていた天気予報も「今年の秋は秋らしい秋になるでしょう。」と路線変更している。あ〜秋のうつわ間に合わない!!と最近ひとり焦っている今日この頃なのでした。やっぱり、私も毎日空を見上げて仕事をしないといけないのね。と思いました。そんなわけで今年の秋の仕入はこれからです。はい。

2001.09.17


春の仕入
 毎月のように新着情報としてメールでお知らせし販売しているとうもんの新商品は、実はもう2ヶ月くらい先までの入荷予定はたっている。というのもうつわは最低でもどの窯元でもだいたい制作に1ヶ月ほどかかるし、お蔭様で新着情報にてご案内した際に最初にでていく数というのがここ最近ある程度かたまってきているので在庫キレをおこさないようあらかじめ十分に在庫を確保するためつくりためてもらうため、やっぱり数ヶ月先までの予定が決まってしまうということになる。というわけでこのGWは思いがけず主人が前半お休みするというので実家に帰ったものの、せっかく実家に帰ったのだから信楽にいこうよ。と信楽に比較的近い我が実家から1時間余りの道のりもたいして「こういうものをさがそう。」という予定もなく完全に行楽モードだった。時間があれば、なんとか美術館とやらにいこう・・・といいつつも信楽 みのる窯さんに到着したのは10時ころ。みのる窯の京子さんとすっかり話しこんでしまい「今日は陶芸教室の生徒さんたちでバーベキューなので食べていって!」とお声をかけていただき主人まですっかりご馳走になってしまった。やっぱり外で食べるのは最高!と大好きなタン塩をほおばりバーベキューを堪能した。というわけでうつわのお話になったのはそのあと。。。超長居をしてしまったみのる窯さんを出発したのは3時すぎたっだでしょうか。帰りに京子さんが「信楽駅で陶器市やってるから寄って帰ったら・・・」といっていただきどれどれとまた立ち寄る。意味もなく植木鉢と盆栽コーナーで「梅鉢草」とかいた秋に梅に良く似た花が咲く。と教えていただいた植木を買って帰宅した。う〜ん。我ながら行楽モード全開。今日こそみのる窯さんのHP用写真を撮ろう。とデジカメを持っていっていたにもかかわらず、バーベキューという絶好のタイミングも写すことなく写真撮るのを忘れたことを思いだしたのも家に帰ってからでした。はぁ。まあ、でもよい仕入もできたし、いっか。と楽天家な私でだった。 2001.05.07


必ず聞かれること
  とうもんを初めて、2年余り。取材や窯元以外の取引業者の方にかならず聞かれること。それは「ご自身は作陶されないのですか?」ということ。とうもんをはじめる前は親戚も陶芸家、父の実家が禅宗のお寺ということもあり、少々陶芸というものには近く育ったようにおもうし、そんな影響かいつかはしたいなあ。。と漠然とおもっていたが、毎月のように新しい作品と出会う今となっては、人一倍「ぶきっちょ」を自負する私としては、以前そうおもっていたことさえもおこがましく、恐れ多い。きっと、どんどんそれなりに目も肥えていき、要求が厳しくなるのに、自分はおもったとおりのものができないというもどかしさに、きっと苛立ちを覚えるだろう。誰だって、いきなり上手になるものではないし、長年の修行があり今がある。それは十分わかっているが、何事もじっくり構えてする性格ではないのである。だからこそ、作家さんに言葉にだしてはいえないけれど、敬意をもっている。がしかし、いつも「まだ、ですかね?」とか「どんな感じですかね?」と毎月催促してしまう私である。 2001.02.25


まるで特注?
  2001年に入って始めての仕入れは、1/4という結構普通なら「伺ってもいいのかな?」と思うほどのお正月。新年のご挨拶がてら、栗山窯さんへ伺った。今日の目的は、お願いしていた「いってんもん」のすり鉢の焼きあがりを受け取ることと、新年のご挨拶。このすり鉢、実は以前「特注ですり鉢などお願いしたいなあ。。」とおしゃっていた方がいらっしゃったのと、単にうちのすり鉢が小さくてイマイチ主人に不評だったという超個人的なお願い。お願いの内容は「片口にして欲しい。」ということと「楽しくなるような大胆な絵付けをして欲しい。」という2点。出来上がりはいずれも「楽しく、大胆なかんじ」で満足満足♪今回は1つを除きすべて1個づつしかないので、とりあえずは我が家にはまわってきそうもないけれど、いずれか1点か2点はとうもんの定番にしたいなあと広げてみては、主人に「どれがいいと思う???」と少々うるさいくらいに聞いてしまう私であった。しかし、この「すり鉢」、実は窯を焼くのにあたって「窯が埋まらないから何か作って欲しいものないですかね?」と聞かれ先ほど、書いた理由を思い出し「すり鉢」とリクエストしたもの。またの「窯が埋まらないから。。。」に備えて我が家に必要なもの考えとかなくちゃ!と毎回特注のような我が家の状況でした。こんなときに備えて、皆さんもリクエストがあったら教えてくださいね。 2001.01.09

仕入れの楽しみ
  とうもんでは、約1ヶ月というのをメドに新入荷商品をアップできるようにと心がけている。「新着情報」としてメールサービスにてみなさんにご購読いただいているのでご存知かと思うが、それに、ついてまわる「次は何にしようか?」という仕入れの楽しみは、うつわや冥利につきるもので「うわ、これいい。」といううつわに出会ったときには帰りがけにはうつわをしっかり抱きしめて帰るほどの興奮で、帰ってきてからも出してみては「ほぉ〜」と眺め、ちょっと離れてみては「おぅ〜」と感動し、挙句の果てには「ねえ、みてみて!」と何度も主人を呼びつける始末。逆に、残念ながら「これいい!」というものが見つからなかったときには、「あ〜今月どうしよう。。」と悩んでしまうこともある。「いつも楽しみにしています。」といただくメールのみが支えとなって、あれやこれやと試行錯誤。でも、この試行錯誤も「うわ、これいい。」の感動に出会うための大切なプロセスだと思っている。 2000.12.11

 
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