売れ筋ランキング2001
 
  
 古都奈良に生まれ育ち香川県高松市に嫁いで数年の私が香川を知るため 香川の不思議・香川の魅力にせまるコーナーです。一度、連載中止しましたが「おもしろかったのに!!」とお声をいただき調子ののって再連載。(不定期更新)


 魅力。ひとことでいうと四国には四国の文化があることでしょうか? それは時には、奈良出身の私にとって”何、それ?”と思うものもある。 四国では”標準”と思っているものも他ではそうじゃないな〜んてことどこでもありますよね?


ということで今回は関西人なら絶対気になるたこ判について取材してみました。

 

 ◆凪(なぎ) (香川の自然 NO.1 


写真:瀬戸内海

香川(高松)の夏は太陽がじりじりと照りつけとっても暑い。 しかし、日陰にはいると涼しく、快適!大阪のビル群から吹き出される熱風。盆地である奈良、京都の湿度のある暑さに比べると、なんて快適なんだ〜。
なるほど香川の人がいう”日本の地中海性気候とはまさしく!”とひとりあらゆるところで主張していたら、口々に『でも、香川は凪(なぎ)があるからね〜。暑いよ。』と否定された。
”凪って何?”という私に疑問にまたまた口々に小学校の時、社会か理科でならったやろう?といいかえされる。どうもこの”なぎ”については教科書にのっていて学校で習うらしい。
思い返してみてもそんなもの習った記憶もなく、よくよく考えてみると海のない奈良で育った私には全く無縁。 凪ときいてとっても青い夏の海、あ〜さわやか!っと連想するのは私だけだろうか?

定義
海風(かいふう)…昼間、海から陸へふく風。
陸風(りくふう)…夜間、陸から海へふく風。
凪(なぎ)…海岸地方で風(海風と陸風)がやんで無風となること。

分析
つまり化学工学科出身の私が理解するに(←とってもえらそう)
水と空気では水のほうが、熱容量が大きいので水のほうが、熱を伝えにくい(暖まりにくく、冷めにくい)
暖かい空気は上にあがるので、昼間は陽により暖められた空気が上にあがり、そこに海(水上)の空気が流れ込んでくるのが海風。
逆に夜は地面と海面では地面のほうが、温度がひくくなるので海に向かって(暖かいほうへ)空気が流れ込む。これを陸風。
そこで重要なのが、この海風と陸風はいつ交代するのか?
ということで海と陸の温度がだいたい同じになりどちらからも風がふいていない状態。これが凪とよばれる”交代時間”なのだそう。
交代時間は朝と夕方におこり、これを一般には”朝凪”、”夕凪”というのだそうだ。

一般には
海風と陸風はその地方の地形や気性条件に大きく左右され瀬戸内海沿岸では”瀬戸の夕凪”と蒸し暑い事で有名らしい。 それでは海岸地方ではどこも朝凪、夕凪があるのでは?と
思われるが、これは瀬戸内の海岸線からいきなり山が切り立つ地形などに影響されているようで香川では朝凪は1〜2時間と短いが夏の夕凪が3時間くらい、長い時は夜中まで続くということで有名らしい。

なるほど、なんとなく理解できた。
やっぱり奈良ではここまで詳しく習わなかっただろう。
聞くところによると徳島でも習ったらしい。(44才女性 談)
確かに奈良は朝夕は涼しく過ごしやすかったように思うし、香川の早朝には奈良の早朝にあったような”凛”とした静けさというか爽やかさがなく、いきなり”朝”という気がしないでもない。
それは単に私の香川での生活の起床時間が遅くなったことだけが原因ではないように思われる。
このように土地土地によって、日本列島せましといえど、気候って違うのですね。
という訳で”なぎ”とは”爽やかなもの”でなく”むっとするもの”と脳みそ修正しなくちゃ。

せっかく海のある香川に住んでいるのに海水浴にいったことのない私って何者?と思う今日この頃          

奈良出身の私が出会った"香川"の”自然”でした。

1999.8.20
Special thanks for 誰だろう・・

 

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